スクリーン印刷

シルク印刷(スクリーン印刷)の歴史

シルク印刷(スクリーン印刷)は、日本の友禅染・型染からヒントを得て、イギリスで絹を使った印刷をしたのが始まりだとされております。その当時スクリーンの素材として絹を使用していたことから、一般的にシルクと呼ばれてきましたが、現在はナイロン、テトロン、ステンがスクリーンメッシュとして使われており、スクリーン印刷と呼ばれることが主流になっており、これが世界共通の呼び名となっているようです。 アメリカで成長を遂げたスクリーン印刷が、日本に伝わり高度経済成長期には高級感と耐候性、多様性をうたい文句に、あらゆる分野で使われ、成長をとげてきました。 東京オリンピックではポスターをスクリーン印刷(およそ100色)で印刷されました。エディション付きで街に貼られ話題になり、一日ですべてのポスターが盗まれたことも、当時の希少価値が伺えるエピソードです。

シルク印刷(スクリーン印刷)の歴史

印刷の仕組み

版の種類としては孔版になります。孔とは穴の事を意味し、ガリ版やプリントゴッコなどがあります。印刷方法はテトロンなどのメッシュを枠に張り、インクが通る画像を作り、その部分からインクを押し出し印刷対象物に転写します。
当社では半自動機と手刷りを主として印刷しています。

印刷の特徴

「空気と水以外なら何にでも印刷できる」とまでいわれるスクリーン印刷。それは次の性質があるからです。
(1)あらゆる種類のインクがあり素材に応じたインクを選定できる。
(2)版面が柔軟であり、曲面の印刷が可能。また手刷りにより、印刷圧を自由に調節できる。
(3)印刷のインク層が厚いため隠蔽力があり鮮やかである。耐候性、耐薬品性にも優れている。
(4)様々な素材に印刷できる(紙、ペット、塩ビ、プラスチック、木、金属、ガラス、布、成型品 など)。
例えば、車のボディに直接印刷することもでき、屋外用看板、飛行機、電車、車などのステッカー、標識、Tシャツ、旗、生活玩具、工業製品などのプリント回路、計器の目盛り、など印刷の無限の可能性をもっている印刷です。

フィルム
フィルム

版枠
版枠

抜き型
抜き型

印刷の工程

① シーズニング

印刷する前に半日以上、材料をラックに並べます。適度な温度、湿度の空気に触れさせることで、材料を安定させ印刷をしやすくします。

印刷の工程

② スクリーン印刷

半自動のスクリーン印刷機で見当(けんとう)を取りながら、一色一色刷り重ねていきます。当社では印刷者全員が調色の技術を持っており、一枚ずつ手作業で行うことで様々な印刷を可能にします。

スクリーン印刷

③ 乾燥

通常は熱乾インクを使用し、一色ごとに熱乾燥炉に入れます。UV乾燥機も設備しております。

乾燥

④ ラミネート加工

印刷の表面に透明のフィルムを貼ります。印刷の保護を目的とし、色落ちや摩耗を防止する事ができます。また、美観を良くし高級感を増したり、不正な改造を防止する役目もあります。

ラミネート加工

⑤ 抜き型

主にビク型(トムソン型)で行います。ベニヤ合板に刃が固定されている型を言います。
他には用途に応じて以下の型があります。
『金型』… 大量生産や厚さ、硬さに対応しやすく大変高価なもの。
『腐食型』… 細かい表現や精度の高い加工に適し、大変高価なもの。

抜き型

⑥ 抜き加工

⑤の抜き型を油圧式の抜き型にセットし加工を行います。最大で1300mm×2050mmまでのサイズと100トンの加圧能力があるため、大きい品物から厚手の材料もビク抜きで抜くことができます。

抜き加工

⑦ カス取り作業

使用しない部分を取り除く作業を行い完成です。

カス取り作業

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